SDGsファッションで盛り上がる イタリアブランド ファッションの世界で今、最大のテーマとなっているのは、SDGs(持続可能な開発目標)です。最初の「S」は「(サステイナブル)」の略。地球環境に負荷の少ない原料、生産、消費などを進める取り組みのことです。ファッション関連では生き物の命を犠牲にしない皮革製品の「ヴィーガンレザー」や、排水やエネルギー消費などの面で地球にやさしい生産プロセス、不要品や在庫品を再利用するアップサイクル、リメークなどが例に挙げられます。イタリアブランドはSDGsを早くから進めていて、「THE NEW...
普段着のイタリア流おしゃれを実感 映画『靴ひものロンド』に見るイタリアファッション
普段着のイタリア流おしゃれを実感 映画『靴ひものロンド』に見るイタリアファッション イタリア映画『靴ひものロンド』は夫と妻、娘と息子の4人家族が織り成す物語です。年齢や性別が異なる4人の人生を長い期間にわたって描くだけに、登場するファッションも様々。イタリア流の「自然体」おしゃれは、登場人物のキャラクターや立場を物語る「せりふのない出演者」です。今回は場面写真を通して、デイリー感覚の着こなしを読み解いていきます。...
2022-23年秋冬トレンド解説(後編) アートをまとう、目玉はシュルレアリスム
2022-23年秋冬トレンド解説(後編)アートをまとう、目玉はシュルレアリスム ファッションの世界で「アート」の存在感が一段と大きくなってきました。ようやく着飾って出掛けられそうな雰囲気が出てきたことも追い風になって、2022-23年秋冬シーズンのトレンドではダイナミックなアート表現が相次いで提案されました。「デザイン大国」のイタリアならではのアートフルな装いは、着る人の気持ちまで華やがせてくれそうです。...
2022-23年秋冬トレンド解説(前編) フォーマル、クラシック、テーラードをひとひねり
2022-23年秋冬トレンド解説(前編) フォーマル、クラシック、テーラードをひとひねり 2022-23年秋冬シーズンのファッショントレンドは正統派のクラシックな装いが盛り上がりそうです。象徴的なのはフォーマル系のウエア。スーツやドレスも本気のドレスアップ・シーンが復活するのを見越して、主立ったブランドから相次いで提案されています。今回はこの秋冬トレンドを解説します。...
街中でリゾート気分を楽しむコツ カジュアルアップとドレスダウンが鍵
街中でリゾート気分を楽しむコツカジュアルアップとドレスダウンが鍵 夏に向かう季節は、ポジティブな着こなしを試したくなります。近所でも街中でもリゾート気分を楽しめるようなスタイリングなら、気持ちまで弾みそう。アレンジのコツは普段着を格上げする「カジュアルアップ」とリラックス感を盛り込む「ドレスダウン」。今回はこの2つの着こなしテクニックを、イタリア発ブランドのアイテムを通してつかんでいきましょう。...
トレンドの「グリーン」と「ブルー」を着こなす イタリア流リゾートの装い
トレンドの「グリーン」と「ブルー」を着こなす イタリア流リゾートの装い もうじきゴールデンウィークで、すぐ先はもう初夏。装いのほうもサマールックが出番を待っています。この時期からもう暑さが気になり始めるから、意識したいのはリゾート風のおしゃれ。涼しくさわやかに過ごせます。トレンドカラーに浮上したグリーンとブルーを使いこなせば、クールな印象がアップ。バケーション上手が多いことで知られるイタリア流の着こなしは、早めのサマールックに格好のお手本となってくれます。...
いまさら聞けない「ミラノ・ファッションウィーク」とは? 成り立ちと最新傾向
いまさら聞けない「ミラノ・ファッションウィーク」とは? 成り立ちと最新傾向イタリアが世界的なファッションの発信地であることを示す催しが「ミラノ・ファッションウィーク(Milan Fashion Week、以下MFW)」です。パリやロンドン、ニューヨークと並んで、「世界4大ファッションウィーク」と位置づけられています。今回はこのMFWのあらましをご紹介します。 世界4大コレクションの1つが 「ミラノ・ファッションウィーク」...
自分らしいファッションの近道 ミモザのイエローに染まるおしゃれ
自分らしいファッションの近道 ミモザのイエローに染まるおしゃれイタリアでは3月8日に女性へミモザの花束をプレゼントするならわしがあります。ミモザは逆境もポジティブに変えて、たくましく生きる女性を象徴している花と言われています。在日イタリア商工会議所はこのイタリア文化を日本に広めようと、「イタリアMimosa Day」のイベントプロモーションを主催しています。...
「COOL」とは?- Davide Fantoni
「COOL」と言うのは DAVIDE FANTONI1970年、フィレンツェ生まれ。フィレンツェ大学にて日本学を学び卒業。2001年に来日し、日本政府からの奨学金を得て、東京大学で文化人類学の2年間の研究を行う。その経歴は、教育(早稲田大学、東京外国語大学)からフリーランスの通訳、公的機関(板橋市役所)および民間部門(IIP、フィネス)における国際関係およびイベント管理のコーディネートにまで多岐にわたる。 2009年から在日イタリア商工会議所事務局長として。 7つの言語を流暢に話し、水泳、写真撮影、旅行を愛する。 1....
White MilanoにThe NICが登場
WHITE MILANOにThe NICが登場White Milanoはミラノファッションの中心地、Via Tortonaで開催されるレディースファッションのトレードショー。ファッション業界オペレーターが多く参加し、国際的な情報発信の場としてネットワークの構築、コンテンポラリーでニッチなブランドの発見などビジネスの発展には欠かせないプラットフォームです。 White Milanoへ参加するThe NIC(The New Italian...
ウィメンズのライダースジャケットは定番化 2着目はタフでクールな本格派を
ウィメンズのライダースジャケットは定番化 2着目はタフでクールな本格派をもともとはオートバイに乗る人向けに考案されたライダースジャケットは、機能性やディテールが評価されて、ファッションアイテム化した一例です。性別に関係なく着やすいアウターである点もジェンダーレスの流れに乗って支持が広がった理由。ミラノ市を抱える、イタリアのロンバルディア州に本拠地を置く「Shangri-La Heritage(シャングリラ ヘリテージ)」はレザーに特化したブランドで、ライダースジャケットもお得意です。...
カラフルなレザーアイテムに薫るイタリア流! 弾む色と抜群の機能美
カラフルなレザーアイテムに薫るイタリア流!弾む色と抜群の機能美イタリアは伝統的にレザー(本革)の仕上げ技術に優れていて、上質なレザーアイテムを生み出すブランドが多いことでも有名です。1992年に設立された皮製品ブランド「Dudu bags(ドゥドゥ バッグズ)」もその一つ。イタリアらしい美的センスが強みで、カラフルな彩りも持ち味です。実用的でありながら、華やぎやおしゃれ心を忘れないデザイン意識が随所にうかがえます。職人文化を受け継ぎ、家族的な経営を守るのもイタリアらしいところ。今回は「Dudu...
フラットサンダルの新潮流 上品見えとこなれ感が両立
フラットサンダルの新潮流 上品見えとこなれ感が両立履き心地が楽なフラットシューズに支持が広がっています。足裏をしっかり受け止めてくれるフットベッドを備えたサンダルは、おしゃれシューズとしても存在感がアップ。トップブランドのランウェイルックでも見かけるようになってきました。カッチリした靴に比べ、軽やかな印象があり、自然な抜け感が備わるのは、フットベッド型サンダルならでは。春夏に求められるリゾート気分も寄り添います。 イタリア発のシューズブランド「Lanapo Cinque Terre(ラナポ チンクエ...
最先端ニットウエアはさわやかクール 「おしゃれ見え」の着こなし
最先端ニットウエアはさわやかクール「おしゃれ見え」の着こなし かつてはカジュアルウエアのイメージが強かったニットですが、今やおしゃれな装いのキーピースに位置づけられるようになってきました。人気の背景にあるのは、楽な着心地を求める「コンフォート志向」。おしゃれのために窮屈さを我慢するような態度はもう昔の話。その点、伸縮性に富んでいて、体が締め付けられないニットは、着る人の気持ちに寄り添う素材と言えます。...
日常着を格上げする「イタリア流のバイカージャケット」 職人技仕立てに上質レザー
日常着を格上げする「イタリア流のバイカージャケット」 職人技仕立てに上質レザー 「イタリア」と聞いて、思い浮かぶファッションの代表格はレザーウエアでしょう。国土の形がブーツ形であることもあってか、靴が有名ですが、実はジャケット類も高い評価を受けています。イタリアの「ファッション首都」と呼べるミラノ市を抱えるロンバルディア州に本拠地を構える「Shangri-La Heritage(シャングリラ...
水着を街着の新発想!ワンサイズで試着いらずのしなやかフィット
水着を街着の新発想!ワンサイズで試着いらずのしなやかフィット 水着を街で着るという、かつては想定外だった着こなしが相次いで提案されています。もともと濡れてもすぐ乾く水着は、重宝なウエア。シーンフリーの着こなしが広がって、近ごろはチューブトップ風にレイヤードルックへ組み入れて、街中コーディネートに生かしやすくなってきました。イタリア・ミラ発のブランド「ISOLE & VULCANI(イソレ &...
「COOL」とは?- 志伯健太郎
「COOL」と言うのは 志伯健太郎クリエイティブディレクター。慶應SFC、 イタリア・ ローマ大学建築学科で建築デザインを学び、 2000年電通入社後、 クリエイティブブティックGLIDERを設立。 国内外で培ったクリエイティブ手法と多様なアプローチで、 企業や社会の多様な課題に取り組む。2014年ロンドンD&AD Film Advertising Crafts部門審査員。 2015年ミラノエキスポ日本館認定イベント「Peace Kitchen」共同設立。同年GLIDER Italy...
アクセサリーのような感覚で取り入れたい!ヴィンテージ由来のおしゃれサングラス
アクセサリーのような感覚で取り入れたい!ヴィンテージ由来のおしゃれサングラス 欧米のおしゃれ上手が好んで使う小物にアイウエアがあります。特に、サングラスはほとんど必需品。自分のムードや顔形に似合うモデルをそろえています。サングラスは顔の正面という、最も目立ちやすい位置に陣取るだけに、コーディネートの決め手となる存在。自分らしいお気に入りモデルを手に入れたくなります。 イタリアで2000年に創業した「Lamu Sunglasses(ラム...
「COOL」とは?- 田居克人
「COOL」と言うのは 田居克人「marie claire」(マリ・クレール)編集長 出版社勤務の後、PAN-AM やUNITED AIRLINE の機内誌のアートディレクターを務め、その後『ELLE JAPON』(タイム・アシェット社)や『marie claire japon』(中央公論社、中央公論新社)などのファッション誌の副編集長、編集長を歴任。現在は読売新聞東京本社から発行される『marie claire』『YOMIURI STYLE MAGAZINE』の編集長。1999...
「COOL」とは?- Piero Marsiglio
「COOL」と言うのは PIERO MARSIGLIOメイクアップアーティスト 1. イタリアとどんな関係がありますか?日本には仕事で滞在したことがあるけど、できれば今度は観光で行ってみたいね。帰国して気づいたこと、日本で感じた平穏や静けさはすごく貴重で稀有なものだっていうことだね。2. 日本での「Cool」とは?分野に関わらず、プライベートやソーシャルな場面から仕事でのシーンまで、100%自由に自分を表現できることが日本での「Cool」だと思う。3....