映画タイトルを象徴する場面です。親子が一緒に靴ひもを結んでいますが、履いている靴はそれぞれに異なります。
父のアルドはレザーのクラシックな紳士靴。皮革加工技術に定評のあるイタリアならではの上質感が漂います。暑い時期には服が薄くライトになりますが、靴だけは正統派の本格的なタイプを選ぶと、手抜きに見えません。
弟が履こうとしているのは、アウトドア系のショートブーツ。明るいイエローがデニムパンツにマッチして、いっそうアクティブな雰囲気に。同じくデニムウエアの上下でまとめた姉はアメリカンな顔つきのキャンバススニーカーをチョイス。マフラーの赤が格好の差し色効果を発揮しています。