人生は祭りだ Vol06ローマ:朝起きたら隣に知らない男が寝ていた話

人生は祭りだ Vol06ローマ:朝起きたら隣に知らない男が寝ていた話

1999年初夏。僕は、カラブリア男子6名との共同生活を離れ、ポポロ広場近くのアパートに越した。留学しに来たのに、毎晩飲み会だと勉学に励めないので。新たに入居した部屋は、バルセロナとNY出身の女子大生二人と共同生活。一人はベジタリアンだった気がする。それまでの男子6名とのカオスな共同生活とは180度違う、穏やかで、なんとなく良い匂いがする暮らしが始まった。勉学に励める香りもした。しかしこんな好条件を、元ルームメートたちが黙ってみているはずはない。フェスタをやろうと、なにかにつけ、ウチにゾロゾロとやってきた。女子大生たちも大体付き合ってく...

最新グルメ情報63廃坑で熟成させた超絶チーズ「Trevalli トレヴァッリ」

最新グルメ情報63廃坑で熟成させた超絶チーズ「Trevalli トレヴァッリ」

廃坑で熟成させた超絶チーズ「Trevalli トレヴァッリ」 ブレシア北東部にあるヴァルトロンピアは、メラ川とその支流に囲まれた長さ約50kmの峡谷部。その近くには洞窟壁画で有名なヴァルカモニカもあり、ローマ帝国以前から人類が定住していた歴史ある土地なのだ。先史時代からヴァルトロンピアが栄えた理由の一つに、豊富な鉱物資源がある。採掘活動は古代から行われており、特に武器生産に欠かせない製鉄技術で名高く、ヴェネツィア共和国統治時代には特別な自治権と優遇税制が認められていたほどだ。...

人生は祭りだ Vol05ミラノ:おしゃれなホテルにチェックインしたら、部屋にベッドがなかった話

人生は祭りだ Vol05ミラノ:おしゃれなホテルにチェックインしたら、部屋にベッドがなかった話

1999年春の話。日本からの出張の方々をアテンドするバイトに誘われて、ローマからミラノへ向かった。当時のミラノは今ほど洗練されてなかったが、それでも、モードやデザインでイタリアを牽引する街。カオスなローマから来た僕には、イタリア感が薄く、優しいマイルドな感じがして、リラックスしていた。出張とはいうものの、どうみても旅行にしかみえない方々をお迎えし、夕食を食べ、皆さんをホテルまで送迎する。長時間フライトや時差、ワインで、皆さん大体フラフラというパターンだ。そしてもう一つ、なぜかよくあるパターンが、一番偉い人がまだ来てない、というパターン...