Storie di passione italianaイタリアに恋しちゃう物語

ドゥカティ・ストリートファイターV4

 これまでイタリアのクルマについて書いて来ましたが、今回はバイクです。イタリアを代表するバイクメーカー、ドゥカティについて少しお届けしたいと思います。
 というのも、先ごろ彼らがラインナップする中の一台、ストリートファイターV4というモデルを走らさせていただきました。MotoGPで活躍しているメーカーですからね。かなりレーシーなのは言わずもがなです。低いハンドル位置とバックステップで、ポジションは自然と前傾姿勢になります。「やる気満々!」といった感じですね。
 ただ試乗したストリートファイターV4はその中でも比較的街中で乗りやすく工夫されていました。ベースとなったパニガーレV4のカウルを取り外し、ハンドルも少しだけ上に移動しています。ジャンル的にも“ネイキッド・バイク”となるので、レーシングバイクのような派手さがないのが特徴です。まぁ、それでも相当目立ちますが。

 そんな走りにばかり話題がいきそうなドゥカティですが、そこはイタリアンブランド、デザインも高く評価されています。2019年にストリートファイターV4がミラノ国際モーターサイクルショーに出品された際には、“Most Beautiful Bike of the Show”に輝きました。要するに、このショーでもっとも美しいバイクに選ばれたのです。投票は5日間にわたる開催に訪れた来場者とオンラインでの投票ということですから、リアルに多くの人がそう感じたと言えるでしょう。
 しかも、コンテストの歴史を紐解くと、なんと過去15回中10回ドゥカティは一位を受賞しているというから驚きます。走りだけでなく、デザインにも注力しているイタリア人のスピリットを感じます。この辺はイタリアのスーパーカーと似ていますね。
 ちなみに、ドゥカティの本社ですが、それはボローニャのボルゴ・パニガーレという街にあるそうです。聞けばボローニャ空港からクルマで10分ほどの場所とか。まさに、フェラーリ、マセラティ、ランボルギーニなどが点在するモーターヴァレーの一員なんですね。なるほど、合点がいきます。
 となると、次回フェラーリ本社を訪れるときはぜひ寄らないと。以前このコラムでも書きましたが、スーパーカーが肩を並べるモーターヴァレーには興味津々です。

 


記事:九島辰也