Storie di passione italianaイタリアに恋しちゃう物語

マセラティとマッシモ・ボットゥーラ

 イタリア車とイタリア料理の関係は深いようです。今年7月にリリースされたマセラティのニュースを読んでそう思いました。内容は、マセラティのブランドアンバサダーとのコラボモデルの話。ちょっと気になります。
 というのも、ブランドアンバサダーというのが料理人だからです。イタリア料理界のスター、マッシモ・ボットゥーラ氏がソレ。モデナ出身の彼と同じエミリア地方ということで、マセラティが白羽の矢を当てました。料理に関しては国民全員が評論家のような国だけに、マッシモ・ボットゥーラ氏の腕前は相当なのはご想像の通り。世界のベストレストラン50で、二度世界一になったそうですから確かです。氏が腕を振るうモデナの「オステリア フランチェスカーナ」に行ってみたいですね。マセラティやフェラーリの取材の合間に寄れたら最高でしょう。“やりたいリスト”に記載しておきます。でも噂によると今年銀座に出店するとか……。
 イタリア料理は個人的に大好きです。たぶん日常的に一番多く食している気がします。行動範囲にイタリア料理店が多いのと知り合いにイタリア料理のシェフがたくさんいるのが理由でしょうか。今や家のリビングにもイタリア国旗が掛かっています。気のせいか家飲みイタリアワインが美味しく感じられます。

 それはともかく、マセラティとマッシモ・ボットゥーラ氏のコラボモデルはかなり個性的に仕上がりました。発色のいいカラフルな色がフロントグリルや前後のフェンダーを彩ります。これは泥のしぶきを意味しているそうです。ヴィンテージカーでエミリア地方を走り回っていた頃の経験をモチーフにしたもので、それを人生になぞってカラフルに塗られました。
 ベースになったのはマセラティ初のSUVレヴァンテで、そのハイパフォーマンスモデル“トロフィオ”が選ばれました。フロントに積まれるV8エンジンはなんと580psを発揮するから恐れ入ります。スーパーSUVですね。それにしても料理人って想像力が豊かというか、クリエイティブに長けていると思います。確かに料理はクリエイティブの塊ですが、このクルマを見る限りセンスの良さが光ります。

 


記事:九島辰也