Storie di passione italianaイタリアに恋しちゃう物語

フェラーリ・コレクション

 イタリアのカーブランドの中でアパレルビジネスに関して一番チカラを入れているのはランボルギーニであることは以前書かせていただきました。フィレンツェで行われるメンズコレクション“PITTI UOMO”で早くからそれをお披露目しています。
 それじゃ他のブランドはというと、なんと今月フェラーリがコレクションを発表しました。本拠地マラネッロで、初めてとなるオリジナルのファッションショーを開催したのです。
 扱ったのはウィメンズ、メンズ、それから子供用で、シックな色使いもあればフェラーリらしい黄色や赤を大胆に使ったものもあります。Ferrariのロゴをオシャレに取り入れているのはさすがですね。ただ、こうした性別に関しては彼らなりの考えがあることも言及しています。フェラーリの掲示するマニフェストには、「クルマには性別がないように、服もまた同様です。それゆえ、“fluidity(流動的であること)”は当然のことなのです」と。また、「自動車は身に纏う乗り物であり、一着の洋服も同じように考えることができます」とありました。
なんとなくしかわかりませんが、クルマに性別がないのは確かです。特にフェラーリのモデルはフェミニンな部分とマッチョなキャラが同居しているというか……。言うなればいま語られるジェンダーレスってところでしょうか。

 コレクションは公式ECサイトで日本からも購入できるそうですが、すでにマラネッロにリアル店舗もオープンしました。しかも、これ以降ミラノをはじめ、今秋から年末にかけてローマ、LA、マイアミでもオープンする予定です。なるほど、思ったより展開は早そう。
 こうなると、早くコロナ禍が終焉を迎え、元のような自由に海外を飛び回れるようになって欲しいですね。これまで、アブダビのフェラーリワールドやボローニャの空港にあるフェラーリショップには入ったことはありますが、それとはまったく異なるはずです。
ただ、コレクションともなるとプライスもそれなりになっていることでしょう。今までのような感覚でポロシャツやジップアップを買うことはできないのでは。まぁ、いずれにせよ、この目でみてみたいですね。自動車産業の多様性を応援いたします!

 


記事:九島辰也