モーターバレー

 “モータウン”という言葉をご存知ですか。例えばモータウンミュージック。アメリカのミッドセンチュリーを語る上で欠かせないカルチャーですよね。なんか味があっていい感じ。元気になるというか。
 ご存知のように、“モータウン”の語源は“モーター”と“タウン”です。ミシガン州デトロイト周辺のカーメーカーが集中していた場所を言います。デトロイト市内のゼネラルモータース、ディアボーンのフォードモーターカンパニー、アーバンヒルのクライスラーが代表的です。この他にもシボレー、オールズモビル、ビュイック、ポンティアック、ダッジなどもこのエリアで生まれました。
 で、これと同じような場所がイタリアにもあります。通称“モーターバレー”と呼ばれている北イタリアのボローニャ周辺です。ここには、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ などのヘッドクォーターがあります。また、もう少し広いエリアで見ると、ロンバルディア州ミラノにアルファロメオ、ピエモンテ州トリノにフィアットがあります。カロッツェリアならザガート、ツーリング、ピニンファリーナ、イタルデザインもこのエリアです。
 何が言いたいかというと、北イタリアはクルマ好きにはたまらない場所です。憧れのクルマの本社や工場、ミュージアムが建ち並んでいます。できるなら一週間くらいかけて一気に全部まわりたいですねー。仕事で何度か取材に伺っていますが、もっとゆっくりプライベートで足を運びたい。皆さんもそんなイタリア旅行を企ててみてはいかがですか?

記事:九島辰也