Storie di passione italianaイタリアに恋しちゃう物語

PASSIONE(パッシオーネ)

 イタリア人は「PASSIONE(パッシオーネ)」という言葉がつくづく好きなんだな、と思いました。それは先日行われたアルファロメオ主催のオンラインイベントのこと。そこで、彼らの長年のデザインに関する栄光の歴史をまとめた電子書籍がweb公開されました。その名前が「PASSIONE」。創業から一世紀、そこにはこれまでのモデルを通して彼らのデザインに対する熱い思いが込められています。

 言わずもがなですが、「PASSIONE」は“情熱”を意味します。まさにイタリアっぽいですよね。よくわかります。プレゼンテーションを行ったエクステリア担当チーフデザイナーのアレッサンドロ・マッコリーニさんの語りも熱かった。
冒頭で、“つくづく思う”と書いたのは、ボクが長年務めているアリタリア航空日本語版機内誌のタイトルも「PASSIONE」だからです。イタリアと日本を結ぶ便に配布されています。現在はストップしていますがね。で、この名前は日本支社が顧客アンケートから選んだものです。たぶん顧客の大多数も選んだ側もイタリア人に違いありません。イタリア人はみんな行き着くところコレなんだなって気がします。
 日本人的には、正直“情熱”なんて言葉は少々暑っ苦しい気がします。情熱は内面にあってあまり表現するものではないような。そんな気質ですかね。でも、イタリア人と向き合うと、それを表現する姿に憧れます。なんか正直で羨ましい。

 イタリアのミラノで生まれた自動車メーカー、アルファロメオは今年で111年目を迎えます。昨年は110年アニバーサリーを大々的にミラノで行う予定でしたが、それは叶いませんでした。コロナのせいで。ボクも出席する予定だったのに残念です。でも彼らの情熱は変わらない。200ページの電子書籍を1ページずつめくりながらそう思いました。グイグイ引き込まれます。クルマ好きの方、その熱さに触れたい方はぜひアクセスしてみてください。「PASSIONE」という言葉が身体に染み込みます。
https://www.alfaromeo-jp.com/book/passione/

記事:九島辰也